子どもが親にどんどん話す!『聞きたい親』から『聴く親』になる魔法

元気充電!
■1.『話してくれない子ども』の心境。
■2.『聞きたい』から『聴く』親へ。その魔法。
■3.子どもの『話したい』環境下での『話』の例。
■4.まとめ

『ここのところ、子どもが話をしてくれなくなった。』
『そもそも、あまり話をしてくれない。』
とお悩みの親御さんへ。

悩んでいらっしゃる『話してくれない』の『話』って「嫌だったこと」だとか「哀しかったこと」だとか、特に問題だと感じる状況についての出来事を指していることが多いですよね、きっと。

だって、子どもに限らず、楽しかったこと、嬉しかったことって、すぐ話したくなっちゃうけど、嫌だったことって、子どもなんて特に、思い出したくないし、意識したくないでしょうから、『話す』って本人に負担になることでしょうからね(>_<)

■■1.『話してくれない子ども』の心境。■■

だからこそ、『親から聞き出される』には嫌でしょうし、
でも、不安、さびしさ、怒りなどはあって『癒されたい』とも感じている。。。
だから、聴いてはほしい』ってゆう複雑な心境にいることになるんだと思うんです。子どもって。

我が家の息子達(現在小3、小1)はどんな時に、『嫌だったことの話し』をしてくれているかなって、ちょっと振り返ってみると、

気づくとびっくりですけど大抵が、おやつの時間か、お風呂の時間、もしくは朝昼晩問わず食事の時間の何れかなんですよね。
帰宅してすぐ、とか、幼稚園時代で言えばお迎えの車中で、ってことは稀でした。

逆に、楽しかったとか、嬉しかったって話題の話は、帰宅してすぐとか、お迎えの車中での方が圧倒的に多いパターンだった/だと実感しています。

だからやっぱり、
「嫌なことがあった日」は、
>子どもはそのことを思い出したくないし、意識したくない
話すと負担になるから。
でも、
>話さないと自分で「癒すことはできない」から、安心して吐き出したい聴いてほしい
って複雑な気持ちでいることは確かなんじゃないかと

『話してくれない』って親から見ると寂しく感じたり、不安に思ってしまう時もあるかと思うけど、子どもも、子どもで、複雑な心境になるんだって心得ているだけでも、『確かにポンポンとは話せないよね』って理解することは十分できますよね

だからこそ、ここで親として一工夫、というかポイントを心得ておくだけで、子どもが『話しやすい』環境=嫌だったことを安心して吐き出せる雰囲気を提供してあげることができると思ってます。(*^^*)

それが、正に、話しを『聞きたい親』から『聴く親』になれる魔法です!

 


■■2.『聞きたい』から『聴く』親へ。その魔法。■■

この魔法について、もう少し掘り下げていきたいと思います♪

■魔法その1.
:嫌なことがあった日の子どもの複雑な心境を心得ておくこと。

ポイント①(子どもの心境)

「嫌なことがあった日」
→そのことを思い出したくない。
→意識したくない。
話すと負担になる

→でも、嫌な想いをしたことは癒してほしいから、安心して吐き出したい。
『聞かれたことに答える』んじゃなく、話そう/話したいと思うことを『聴いてほしい』

 

ポイント②(親としての心境)

様子がちょっと違う、と感じても、『何があった?』『どうした?』と
・親である自分の都合・タイミングで
・自分が聞きたいことを
効率よく『聞き出そうとしない』

⇒子ども自身が『嫌だった出来事』を自分のタイミングで、自分が話したいことを

『話し出すのを待つ』ことの必要性を理解し、気持ちの余裕を持つこと。

 

■魔法その2.
子どもが自分のタイミングで、話したいことを、話し出せるような環境=安心して吐き出せる雰囲気を一日の中である程度決まった時間帯に用意できるように意識すること。

ポイント

食事(朝昼晩問わず)、おやつ、お風呂など、リラックスしやすい一日の時間帯を意識して、
『親としてゆったり過ごせる』ようにする。

親が気分的にも身体的にもバタバタせずゆったりする
=子ども自身が『嫌だった出来事』を自分のタイミングで、自分が話したいように『話し出せる』体制・雰囲気を用意する。

⇒親としての一日の自分のスケジュールを考え、自分自身が『聴く親』として心身共にゆったりできる時間を設け、子どもと過ごす

 

この二つの魔法なら、あなたが意識する&調整する、という自分自身でコントロールが効く手軽な、でも効果絶大な方法です!

我が家でも、振り返ると、子ども達が話してくれるタイミングって、大抵、おやつタイム、食事タイム、お風呂タイムの何れかで、かつ、母親である私がバタバタせずに一緒に過ごしている時なんですよね。

『えっ、(帰ってきてこれだけ時間たってる)今頃、そんな大事な話?!』『帰宅早々話してくれればいいのに。。』と内心思って突っ込みたくなるような話題が、子ども達にとってはやっぱり、話し出すタイミングやら、自分の気持ちの整理やら、親の様子(セカセカ、イライラなどしていないか)やらを自然と調整、感じ取りながら話し出しているんだろうな、と実感しています

 

■■3.子どもの『話したい』環境下での『話』の例。■■
どんな話がされてきたか、ほんの一部ですがご紹介します。

▶例1.
:お友達がいつもたたいてくる

>それは嫌だね。。。(共感)
>その時どうしたの?(どんな反応をしたか確認)
>相手にやり返さなかったのは偉いね!
ぶっていい理由はどこにもないもんね。
>「やめて」とハッキリ言うことが大事
>(効果的な対処を提案した後)できる?(と確認)
⇒「やめて」とハッキリ言えるようになった。

▶例2.
:やめてといってもたていてくる
>困るね
>3回言ってもやめないなら、その場から離れて、先生に話し、手伝ってもらいなさい。
⇒先生の所へ行って、報告する。という対処が出来るようになった。

例3.
:おにごっこで「仲間に入れて」と言ったらオニの子が「だめ」と言った
>それは悲しいね
>その時どうしたの?
>泣いたり怒ったりしないで、他の子と遊ぶことにしたんだ!色々我慢出来てスゴイね。
>でもそうゆう時は、いけない事=恥ずかしいことをしている友達にそのことを教えてあげることも大事
>「なんで入れてくれないの?」何か理由があるのか聞いてごらん
※●●な人たちだけで勝負!とか条件つきで競争してる、みたいなルールでやっていたら、それが終わるまで待たなきゃいけないよね。
でも理由がないなら、仲間外れはいけないこと=恥ずかしいことだから、先生を呼んで助けてもらいなさい。
⇒その後、同様の事は発生していないので、我が子が次にどのように対応するかは、まだ不明。

例4.
鬼ごっこのとき、いつも『●●がオニね』って勝手に決める。だいたい僕か▲▲くんのどっちか。みんなオニやるのがやだから。
≫僕はじゃんけんで決めないとやだって言ったんだ。
≫じゃんけんで負けたなら仕方ないからやるけどね。
>ちゃんと言えてすごいじゃん!
>勝手にオニをいつも誰かに決めるなんて、そんなルールはないもんね。
>自分がオニに指名されなくても、他の誰かが勝手に『やれ!』って決められそうになっても、『それはおかしい』って言えるといいね。

※その週に様子見していると、相変わらず一部の子が好き勝手に誰かをオニに指名してやるようになっていることが分かる。

●親として子どもの話からだけではあるが、それが本当ならその状況がおかしいこと。先生が観察し、現状がどのように見えるのか、客観的に問題があるのかないのかを判断してほしいと学校に依頼。
<依頼事項>
・その判断理由の共有
・問題があると判断された場合の対処計画の共有

<学校の観察・判断結果>
>現実としてもルールのない、好き勝手なオニを決める遊びになっていることが判明。
>コロナ禍で上級生と遊ぶ機会が幼稚園時代からなかった2年生は、ルールさえ、知らず、現状を『おかしい』『いやだと』思っている子も多くいたが、声に出せず、また大人に話もできていなかったことが判明。
>学校全体で、遊び方のバリエーションを増やしつつ、適切なルールの下でできるように、全校的に、全学年の遊びを見守り、適宜介入することでサポートすることになった。
>また、学年を横断して遊べるような時間も少しずつ増やす計画になった。

 

いかがでしょうか?

こうしたことをポロっと話し出されるのは、我が家ではほどんどおやつ or 食事 or お風呂の時間帯なのでした。

魔法その1とその2を心得ておくと、きっと『聞き出したい親』から『聴く親』にサッと変身できちゃうと思います!

 

■■まとめ■■

■魔法その1.
:嫌なことがあった日の子どもには、効率よく、親のタイミングで、親が聞きたいことだけを『聞き出す』ことは、子どもに負担となる、と心得ておく。

 

■魔法その2.
:子どもが、自分のタイミングで、話したいように『話し出せる』体制・雰囲気を日々のちょっとした時間帯に用意する。
子どもがリラックスしやすい一日の時間帯(おやつ/食事/お風呂)を意識し、その時間帯に、自分自身は『聴く親』として心身共にゆったりできるように調整し、子どもと過ごす。

 

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