子どもの性教育 いつから?不安は?~母親としてどう思うか~

雑記

突然ですが、皆さん母親や親として、子どもの性教育ってどのようにお考えですか?

私は、小学校低学年の2人の男の子を持つ母親ですが、『男の子でも、女の子でも、4,5歳くらいから性に関する正しい情報を少しずつ、しっかり伝えたいな』と思って今までを過ごしてきています。☺

そう思うようになったきっかけがハッキリとある訳ではなく、

私は結婚するよりもず~っと前から(今思えばだ学生位の頃から)、『自分の子どもが女の子だったら、「その子自身の身体と心、人生を大切にする」っていう意味で、社会人になるまではセックスしないという意志を持ってほしい」「お相手がセックスを求めてきたら、それはその程度の人で、本当に大切には想ってもらっていないこと」を女性として、先輩として、親として、伝えたいな。。。』と何故だか漠然と思っていたことを記憶しています。

学生の頃に失敗した、とか、怖い思いをした、とかっていう出来事があった訳ではないし、身近にそうした友人がいた訳でもない、、、

一体何が、まだ子どもを持つことなど到底現実的でなかった学生時代の私を、そんな思いにさせていたのかは、真剣に考えたことがないので、今の段階では分かっていません💦

ただ、そういった漠然とした流れの先に、男の子二人を授かって育てている今の自分がいます。(>_<)

我が家では、子ども達が幼稚園の頃から意識的にしてきた具体的な性教育は、ザっと挙げるとこんな感じです。

①絵本の読み聞かせ
 >ポプラ社 「おちんちんのえほん」
  :男の子と女の子の身体の違い。
  :プライベートゾーンとして自分と他者の身体を大事に扱うことの大切さ。
といった点が幼児期の子どもにも分かり易いように描写されている。
 

 >河出書房新社 「ぼくどこからきたの?」
  ※谷川俊太郎によって翻訳された初版が1974年という歴史ある絵本
  ※ごまかしや濁したりすることなく、男と女が愛し合う事を、子どもに分かり易く伝わる表現で説明されている。
  :精子と卵子がどのように出会うのか、受精卵はどうやって赤ちゃんとして生まれてくるのか。
  :男の女の身体の違いを、妊娠、出産と関連付けて説明。
 

 >岩崎諸点「とにかくさけんでにげるんだ」
  :日常的に起こり得る性被害がどのようなものか、子どもでも分かり易く書かれている。
  :そうした性被害から子どもが自分で自分を守れるよう、どうすればよいのかが書かれている。
  ※自分の身体、心を守ることがどんなことなのか、日常的にどんなことに気を付けるべきなのか、被害にあってしまったら迷うことなく親に話すことが大事であることなど、子どもとの話し合いで必要なトピックが満載です。
  
②父親が家に居る日には、敢えて家族全員で一緒にお風呂に入る
  :男と女の身体の見た目の違いを自然と認識し、自然と受け入れることができるように。という目的から。※長男が4年生になる歳には、母親である私は引退(笑)して、一人でゆっくり入ろうと思っています(^^♪

③母親である私が生理の時でも、子ども達一緒にお風呂に入る。
  :汚れたパンツを手洗いする、身体を洗い流す時に出血がある、、、当然子ども達は「どうしたの!?」「どうして?」と聞くことになる。
  そうした時に『生理』が起こる理由、その時本人の身体の具合などを話す自然なタイミングとして話すようにしている。※これも、長男が4年生になる歳には、母親である私は引退(笑)して、一人でゆっくり入ろうと思っています(^^♪

④自由に手に取ることができるように、数冊の本を用意している。
  >ポプラ社 「人体絵本」
  :脳から足の先まで、臓器、骨も含めて解剖学的な正確さで身体の構造・はたらきが明記されている。

  >エイデル研究所 「あっ!そうなんだ!性と生」
  :からだ・いのち・わたしとみんな、というセクションに分け、性器のしくみ、どのように綺麗に保つか、月経、射精、妊娠、出産のしくみ、性差、個人差、他者を尊重すること、、、など小学生が分かり易く記載されている。
  ※親が上手く説明できない時、調べるのにも非常に良い内容。
  ※この2冊は、子ども達も実際にふとした時にペラペラとめくりながら読んでいます(*^^*)

 

これだけのことですが、上が幼稚園の年長さん、下が年少さんの頃からそんな環境なので、今のところ、我が家では、『性』や『体』についてオープンに話題にあげることができる環境になっていると思っています。

なのでその点で、子ども達が性や体に関して、誤解や不明点を抱えてしまう可能性は現状低く抑えられているだろうと、親としては不安を持たずにいる状況です。

そもそも、「我が家で幼稚園くらいには体や性に関する絵本を揃えよう」と思ったのは、

ネット上で、『フランスの国では、子どもの性教育は3歳からスタートする』『思春期の子どもが親と家庭で彼氏/彼女との性について自然とオープンに会話する』という情報を(子どもが生まれる前ですので、)随分前に目にしたのが理由です。

『家庭で親と何も恥ずかしがることなく、疑問や経験を話し合える』というオープンな関係性が、とてもいいな、と思えたからです。

もちろん、そうした関係性を良しとするか、否とするかは、それぞれの家庭によって全く違うとは思います。

でも、思春期に入って身体の変化が必ず訪れるように、子ども自身が、体部分の正式な名称や働き、生殖について正しい知識を持つことは、やっぱり必須だと思うんです。

でないと、自分の身体は勿論、相手の身体を大事にすることもできない人間になってしまう、と親として不安になります。

そういう訳で、我が家では、子どもの性教育を、幼稚園時代から始めました。

これからは、子ども達が進級するたびに、
生殖のしくみをより詳しく絵本を読みながら話題に挙げ、学んでいくつもりです。

そうするうちに、相手あっての性行為が愛情と同意に基づいたものでなければならない事、避妊の方法・重要性、妊娠した女性にかかる負担、命が誕生することの奇跡、、、そうしたことを話し合いながら、親の考えとして自分も相手も社会人になるまでは性行為をしてほしくない、ということを後々、子ども達が15歳くらいになるまでには伝えたいと考えています☺。

そんなこんなで、ひじょ~うにザックリとした方針ではありますが、我が家の性教育に関する現状と考えです。

そんな我が家であることを前置きとして次の話題に移りたいのですが、

性教育の教材としてすっごくいいなぁ!と思った漫画に2,3日前に、ネットで出会ってしまいました!

『おナスにのって』で検索頂けるとヒットして読んで頂くことができるかと思います。

大まかなストーリーですが、
生まれることのできなかった『僕』の視点で話が進む、水子としてお盆の帰省時に会ったことの無い母に初めて会いにいって、お盆の期間の数日間だけ一緒に過ごす、という内容です。

この漫画を読み終わってすぐ、私は『子ども達が5年生くらいになったら読ませて、感想を聞きたいな』と思ったものです。

この漫画には考えさせられる点が沢山あったんです。

・若過ぎる年齢での性行為
 >避妊なし
 >感情だけのつっぱしり
・中高生という若過ぎる妊娠が女性に与える身体的、心理的負担
・その負担が女性のその先の人生にずっと影響してしまうこと
・若い男性は、その負担を軽減することも、一緒に背負うこともほぼ無理で、責任を取ることなど到底できないこと

この漫画を息子達に読んでもらって、どんな問題点を見出すのか、どんな解決策を思いつくのか、、、数年後に話ができるのを今から心待ちにしている私です♪

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