どうする?親として“英語できない/自信ない”~全く問題なし!~

英語学習不安解消
■1.我が子の英語教育をサポートできる親として必要な事
>その1.誤解から解放される
>その2.正しい理解を獲得する
       :開始時期に遅いことはない/開始時期より開始理由を重視する
>その3.子どもの英語学習の伴走者となる
■2.まとめ

子どもが英語学習を始めたけど、なかなか身につかない。とか、嫌々やっているような状況を心配していたり、英語教育を始めようと思うけど、何をどうしたらいいのか検討がつかない。。。といった状況のあなた。

そんなあなたの心配や不安、疑問に少しでも答えとなるヒントが見つかるように、この記事を書かせて頂きました。(*^^*)

お子さんの英語学習に関して不安や焦りがある親御さんの中には、特に『自分自身が英語ができない』『自信がない』『苦手だ』と思っていらっしゃる方も多いかと思います。

で、そうしたご自身の苦手意識が、お子さんの英語学習にとってマイナスの影響を与えてしまうんじゃないか、といった不安から、『お子さんの英語学習を開始した』『勉強しなさいと口うるさく言ってしまう』もしくは『子どもに英語学習をさせることに尻ごんでしまっている』というケースも珍しくないのではないでしょうか。

この記事では、
お子さんの英語教育に対する親としての理想の立ち位置=お子さんの英語教育を効果的にサポートできる親の在り方についてお伝えしたいと思っています。
※他にも、お子さんの英語教育に関する心得編の記事がありますので、そちらも併せて読んでみてください。早期教育不要開始時期より開始理由といったトピックのものです。

読んでいただいた後に、ご自身の英語への苦手意識との上手な付き合い方に気付いていただき、お子さんの英語教を効果的に応援できる自信をつけて頂けたら嬉しいです。☺

■1.我が子の英語教育を効果的にサポートできる親であるために必要な事

▶その1.
巷にあふれている誤解から解放されること!

【誤解】
✖:0歳~6歳の早期英語教育/勉強が必要

 

子どもの一日の半分である12時間を英語のみの生活とし、6歳まで6年間続けたとしても、ネイティブの3歳児が備える英語能力程度しか獲得できません。
※ネイティブの3歳児が備える英語能力 = 3歳児がおしゃべりをし、周囲の人間と意思疎通する程度の会話能力、となります。
※参照サイトはこちら

その程度の語彙・表現であれば、学生や大人になってから始める英語学習で十分にカバーできるレベルです。
※英会話スクールや英語での保育園へ通わせたとしても、毎日365日12時間の英語漬け生活をさせることができる環境は、金銭的にも、親御さんの労力的にも、なかなか現実的ではありません(>_<)
※早期教育不要論に関しては、私の経験も含め、こちらの記事で詳しく書ておりますので、是非ご確認くださいませ☺

0~6歳の子どもは、そもそも英語にせよ、日本語にせよ、語学そのものに対して興味を持つことはありません。

この時期の子どもが興味を持ち、吸収(学習)するのは、自分自身や周囲の人の感情、そのやり取りです。

例えば。。。

初めて犬を見て「カワイイ!」「怖い!」「ふわふわだ!」など、感じた気持ちを表情や身振り手振り、声/言葉で表現すると、そこに周囲の大人から同意や追加情報として、その人の気持ちを「表情」や「ジェスチャー」「言葉」で受け取る訳です。

つまり、

子どもは「言葉」を学習するのではなく、周囲の人との感情のやり取りとして「会話」を学習することになります。

別の見方をすれば、、、

子どもは「言葉」に興味をもって学習・吸収するのではなく、自分自身の感情や周囲の人との感情、そのやり取りに興味をもち、継続したいがために、その手段である「言葉」を自然とかつ効果的に、学習・吸収するわけです。
※参照サイトはこちら

ですので、

「言葉」は他者との豊かな感情のやり取り、自分の興味を広げ探求するという『実用的な道具』として触れることで、子どもにとって継続的・効果的に学習されていくことになります。

英語の早期教育をすることで、普段から大好きな家族とやり取りする日本語の環境が、英語学習によって削られてしまったら。。。

『実用的な道具』として大好きな家族と感情交流することを可能にしてくれる日本語の使用時間が削られることになり、当然その日本語の学習・吸収に遅れや支障がでるのは想像できますよね(>_<)

ですから、次のように正しく理解しましょう!

▶その2.
正しい理解を獲得しよう!

【正しい理解1】
〇:英語教育・学習を開始するのに遅すぎることはない


9~10歳以降であれば、いつでも開始時期としては適切だとお考えください(*^^*)

子どもの言葉の学習・獲得のステップについて確認頂くと、この「9~10歳以降であればいつでも適切時期」という理由にご納得いただけると思います。

大きなステップに荒く分けて見てみると、こんな感じです。

<子どもの言葉の学習・獲得のステップ>

●1.通常4~5歳まで

:母国語のみに触れる環境で、母国語の基礎(音のまとまりを単語として認識する・言葉に文法的ルールがあることを認識する)が確立する。

●2.9~10歳頃
:母国語の基礎が土台となって、母国語での学習能力(日常会話、読み書き、思考力、表現力)が獲得される。

●3.以降
:母国語での学習能力が土台となって、発展的な学習能力(学習を広げたり、掘り下げたりするためのの能力 例)・複雑な読解・理論的な思考・抽象的概念の理解・話し言葉、書き言葉での表現)が獲得される。

※参照サイトはこちら

 

9~10歳までに母国語でのコミュニケーションが為される環境の中で、子どもは、基本的な学習能力(日常会話、読み書き、思考力、表現力)を獲得することが可能になると言われています。

だから、そうした基本的な学習能力が備わる前に、外国語である英語を理解させよう、使わせようとして、

子どもの一日の半分である12時間を英語のみの生活にしてみて、6歳まで6年間続けたとしても、ネイティブの3歳児が備える英語能力程度しか獲得できない訳ですね。(>_<)
(そればかりでなく、母国語である日本語での基本的な学習能力の獲得に大幅な遅れが出るリスクも付いてきてしまうことになる。)

実際に、いろいろな研究でも、
母国語での学習能力が備わってから外国語を始めた子どもの方が、それ以前に早期教育として外国語を始めた子どもより、効率よく学習し、その外国語の能力の伸びがはやい、という結果が報告されているそうですよ(*^^*)
※参照サイトはこちら

だから、
英語教育・学習には、【早すぎる】ということはあっても、【遅い/遅すぎる】ということはない、と理解しましょう!

 

【正しい理解2】
〇:開始時期より開始理由を重視しよう

 

先ほど、9~10歳以降であれば、基本的な学習能力が身に付いているので、外国語としての英語を学習し出す時期としてはいつでも適切になる、というお話をしました。

実はそれには大切な条件があります
『学習を開始する理由・意欲が、子ども自身の中から出てきたもので、子ども自身が自覚している』というモノです。

母語や外国語、言葉の分野に限らず、どの分野での学習に関しても、興味や学習の幅を広げたり、掘り下げたりと、継続していくことが必須になりますよね。

そうしたことを可能にしてくれる『発展的な学習能力』の獲得は、9~10歳頃までに、母語での基本的な『学習能力』が土台として備わっていることが前提とされているんです。
※前述の【正しい理解1】をご参照ください。

ですから、

お子さんが、英語を学習すること、理解していくこと、実際に使っていくこと、それによって、興味のある経験ができること、さらに興味、関心を深めて自ら英語を学習したい、使いたいという想いがなければ

9~10歳以降であっても、英語教育/学習を開始しても、それはいつか自然と歩みが止まってしまうものなんですね。。。

大人になった今の自分でさえ、興味や情熱がなければ、人から言われたことをただ続けることなんてできないことを考えても、すごく納得できてしまうんですよね(>_<)

英語に対する「興味」「関心」を引き出されるような経験を『学習したい理由』=自発性として、子ども自身がもっていること
が英語学習の効果を左右する大事な要因になる、ということです。


勉強でも習い事でも、「やりなさい」、と言われて、やれる子もいるでしょう。

でもそれは、自発的にやりたくてやっていることでないならば、続かないし、それ以上深まることもありませんよね。

いつでも、いつまでも、親や周りが「やりなさい」と言い続けなければ続かないし、言われたこと以上の事もしない訳です。しかも、いつかは自分の意思で止めてしまいますよね。

でも、

子どもが、自発性(興味、関心、熱意)を持った時、勉強でも習い事でも、継続性と探求性を持った『学習』が進んで行くことになります!

あなたにも一つや二つ、熱中したことがあるモノってありますよね?!

・小学校の時始めたTVゲームにはまり、中学になると攻略本の存在を知って、詳細に読み込んで≒学習して、TVゲームをクリアした。

・社会人になって韓流ドラマにはまって、韓国語を必死に勉強して字幕なしで理解できるまでになった。

などなど。。。

自分の中で興味・関心・熱意があるモノに関しては、誰に言われることもなく、自分から熱中して調べたり、続けるものですよね(*^^*)

私自身、両親から「勉強しなさい」と言われたことがなく、小学校時には、好きなように外で友達と遊ぶ毎日。宿題もほとんど出ない学校だったので、勉強という勉強は教室で授業を聞くだけでした。

中学へ入っても両親のスタンスは変わらず、小学校から好きで続けていたバスケットボールを続けるべく部活に入り、土日も練習や試合に明け暮れていました。

勉強はと言うと、好きな英語は宿題をしっかり行い、テスト勉強もしっかりしてました。でもその他興味のない教科は、適度に、いや、正直に言えば適当にしかしませんでしたね(-_-;)

そんな私の行動に比例して、結果や成績も正直に出ていました💦

だからと言って、両親が『勉強しなさい』と言うようになったことはなく、相変わらず私は部活のバスケットボールに熱中し、大半の時間をそこに割いていたわけです。

かといって、県大会や全国大会に行けるような成績を収めたわけではなく、あくまでも小規模な大会の中での勝敗に一喜一憂するレベルでした。

一見、「勉強もろくにしないで部活に時間を注いだ割には結局なにも得ていないじゃない」という意見もありそうですよね?

でも、私はそうは思わない訳です(*^^*)

バスケットボールというスポーツに、私は自分の興味・関心・熱意を見つけて、継続的に、探求性をもって取り組んでいくことができた=そうすることが許される、応援される環境だったからこそ、

その後、大学へ行って英語を勉強したい→カウンセリングを本場の米国で学びたい→米国の学校へ入学→卒業、というように、

集中力をもって、時々の興味が向いたターゲットに対して、継続的・探求的に取り組んでいくという姿勢が身に沁みついたと実感しています!

▶興味・関心・熱意

▶もっとしりたい=探求心

▶もっと調べる・学ぶ=継続性・自発性

・発見することで楽しくなる
・新たに分からないことが出てくる
▶新たな興味・関心・熱意・探求心

★子どもが子ども自身をを勉強に駆り立てる『興味』『楽しさ』を見つけながら、自発的に進んでいく!

という、あなたも含め誰もが経験なさったであろうこの興味・関心・熱意からくる「自発性」「探求性」が、英語に限らず、教育・学習にはとっても大切だと、思い出し、理解しましょう!

この大事なことを思い出していただいた上で、次の話題に参りましょ♪

この記事の、【親として“英語できない/自信ない”でも問題なし!】の核心部です!

 

▶その3.
学習を『やらせる人』の立ち位置から『一緒にやる伴走者』の立ち位置に立とう!

じゃぁ、どうしたらそういうスタンスの親でいられるのか。。。

【親として子どもの英語学習の伴走者となるには】
■1.
親であるあなた自身が、英語学習を通して日々、ささやかな「知りたい」「分かった」「楽しい」を体験すること。

■2.
その体験を、お子さんと日常的に共有する習慣を作ってしまうこと。

まずは■1.からです。

母親であるあなたご自身が、英語の勉強を通して、「分かる!」「分かれば楽しい!」「分かればもっと知りたい!」「もっと分かる!」というささやかな体験をしてしまいましょう♪ ということです(*^^*)

なぜか?!

身近にいるお母さんが、「楽しそう」「熱中している」姿は、『勉強しなさい』『英会話しなさい』という声掛けよりも、

何倍も、何百倍も、子どもの興味を引き、その気にさせてくれる効果があるからです。(^O^)/

日々生活をしていると、『子どもって、こちらの想像以上に親としての私をよく見ていて、「親には笑っていてほしい」「親が好きな事、好きなモノにはすごく興味がある」っていうことを実感します。
※詳しくはこちらの記事に書いてありますので、よろしければご確認ください(*^^*)

お子さんよりも人生の大先輩であるあなたは、ご自分自身では、英語学習自体に興味を持てたことはなかったとしたら、もしくは、学生時代から苦痛だったとしたら、、、

お子さんの今後を不安に感じてしまうこともあるかと思います。

でも、我が子がご自身と同じ苦手意識や苦痛を感じながら英語を勉強するのは、親としてなおさら望みませんよね(>_<)

「同じ思いをさせたくないから早めに何としてもやらせよう!」ではなく、

英語に触れる、英語を使う、勉強することに対する子ども自身の好奇心を、お母さんであるあなたの日常の姿を通して引き出すことができる!と思えば、

苦手意識のあった英語にご自身でもう一度、取り組んでみることができるのではないでしょうか?

例えば。。。
掃除、洗濯、食事の支度、、、挙げてもきりがありませんが、やること全てに質問してきたり、マネてやってみたり、「やらせて」と言ってきませんか/言ってきていませんでしたか?

それが、お母さんが楽しそうにしていたり、一生懸命やっていることであれば、尚更、子どもたちは、強い興味を持つわけです!

大好きな音楽や歌を嬉しそうに楽しそうに聴けば、誰の、どんな音楽、歌なのかと聞いてきたり、自分でマネて歌いだしたり。。。

どんな餃子ならおいしく食べてくれるのか色々なレシピを試して作っていると、そのうちお気に入りのモノが見つかって、餃子の時は必ず一緒に作りたがったり。

お母さんが日々していることは、どんなことでも、特別な事でなくても、子どもにとっては興味の的になってしまうんですね!

だから、英語に対しても、同じことが期待できるんです(*^^*)

そして、

お母さん自身が、苦手でも、一生懸命に取り組んでいる英語、その中で「分かる!」「使える!」「楽しい!」「もっと知りたい!」をご自身で経験して頂くと

自然と、
■2.の『その体験を、お子さんと日常的に共有する習慣』が家庭内で出来上がってきてくれるわけです♪

だって、

●本当に英語がたのしくなる!
●お子さんが小学校から通る道になっている「英語の勉強」のちょっと先行く先輩や、一緒に励む同士になれる!
●自然と、「英語学習」についての親子での話題が増える!

という嬉しいことがお母さんとお子さんとの間で起こってくるんですから!!

親として、あなた自身が、『英語は分からない、自信がない、苦手だ』と思っていても、それはお子さんの英語学習の伴走者となるには、全く問題にならないんです!

だって、実際の人とのやり取りの状況では、『必要な情報を聞き出す/伝える』ことができて『言葉=言語』を使うことが成立しますよね。

言語を知っているだけでは、『情報を聞き出す/読み取る/伝える』というコミュニケーションは実行できませんよね。母国語である日本語でも、それは明白ですよね。

我々親の方が、そうしたコミュニケーション能力がずっと高い訳です。

だから、母国語の大先輩であるお母さんは、英語を一緒に勉強し始めても『先輩学習者』として興味を持たせながら、同時に一緒に楽しみながら学習できる最大で最強のパートナーなんです!

2.まとめ
▶子どもに「やらせる英語学習」では長続きもしないし、身につかない。
▶子どものが「自主的に継続し、身につく英語学習」に取り組むにために、
お母さん自身が「英語学習」に『楽しさ』『興味』をもって取り組んでしまいましょう。
▶お母さん自身の英語学習の習慣を通して、お子さんの英語学習への「興味」「探求心」「継続性」を応援しちゃいましょう!

次の記事では、お子さんの英語学習伴走者として親ができることとして、具体的な方法をいくつかお伝えしたいと思います。☺

コメント

タイトルとURLをコピーしました