hear / listen  使い分けよう!~聞く? 聴く?~

似たもの表現(使い分け)
■1.”hear” と “listen” はどう違う?
■2.例文で確認しよう!
■3.おまけ

 この二つの単語は、中学英語の段階で耳にするほど、恐らく誰でも聞いた覚えがある単語ではないでしょうか?
 
 聞いた覚えはある!けど、、、この二つの単語、どうやって使い分ければいいのか、ハッキリ理解できていらっしゃる方は多くはないように感じています(>_<)
 
 ここの記事では、この”hear”と”listen”の違いを確認して、これから自信を持って、あなたが使い分けができるようになっていただけたらと思います♪
 

■■”hear” と “listen” はどう違う?■■

hear ~
:~を耳にする/~が聞こえる
自然と耳に入ってくる音/声を聞く

 

listen to ~
:~に耳を傾ける/~を聞こうとする
意識的に注意を向けて聞く

 

例)
I was listening to the music when I heard the phone ring.
電話が鳴ったのが聞こえた時、私は音楽を聴いていました。
※電話の呼び出し音は自然に聞こえたのでhear, 音楽は意識的に聞いていたのでlinstenとなります☺

■■例文で違いを確認しよう!■■

例1.)
次の場面を想定しください。
毎日のように何かしら忘れ物をして学校へ行っている息子に母親がお説教を始めると、息子が次々といい訳を言い始めました。どれも納得のいく理由にもなりません。。。
父親は側に座ってコーヒーを飲みながら母親と息子のやり取りが耳に入ってくる状況でした。


母親:

I’m tired of listening to your excuses!
(あなたの言い訳に耳を傾けるのはもううんざりよ!)
※息子と対面して、注意を向けて聞いているのでlisten

父親:
Hey, I’m also tired of hearing your excuses.
(父さんも、きみがわーわー言っている言い訳が耳に入ってくるのはもううんざりだ。)
※息子と母親のやり取りが耳に入る範囲にいて、注意を向けなくとも聞こえて来ていたことのなのでhear

All excuses you made can’t be any explanation for forgetting something almost every day.
(さっきのいい訳はどれも、ほぼ毎日何かしら忘れ物をしてしまうことの説明にはならないよ。)

You’re grounded!
(もう外出禁止だ!(頭を冷やせ!))

 

例2.)
家族団らんで夕飯を済ませたタイミングで、妻であるあなたが、間もなくやってくるあなたの誕生日の過ごし方について夫に話しています。(夫と子ども達はリビングでTVを見てくつろいでいます。)

妻:
Hey, honey, can you hear me?
(ねぇ、あなた、聞こえてる?)
※TVを見ている夫に私の声が届いているのか、夫の耳に声が聞こえているのかを確認しているので hear が用いられます。

夫:
Yes, I can hear you.
(うん、聞こえてるよ。)

※何やらしゃべっている妻の声は耳に届いているのでhear

But, sorry, I wasn’t really listening, so please say that again.
(でも、ごめん、ちゃんと聞いてなかったから、もう一度言って。)

※でも、内容に耳を傾けて聞いていなかったので listen

 

いかがですか?
hear と listen の違い、ハッキリ分かっていただけましたか?
場面によって、楽しく使い分けしちゃいましょ♪

 

■■おまけ■■

ここでは hear ,  listen の番外編です♬

hear ~
:~を伝え聞く

 

listen to ~
:~(注意やアドバイス)を聞く≒~に従う)

 

例)
I heard that a friend of mine finally recovered from her injury because she listened to her doctor carefully.

友達がついにケガから回復したと聞いたわ!
お医者さんの言うことにきちんと従ったからだそうよ。

I wish I can have my kids listen to me just like the doctor!
そのお医者さんみたいに子ども達に(私の)言うこと聞かせられたらいいのに!
※世の中の親御さんは一度はこう思ったことがあるでしょうね(>_<)

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