親の介護問題!家族のやる事リスト~準備・対処兼用 共倒れを防ごう~

元気充電!
■1.私の介護問題状況(超概要)
■2.介助・介護の準備/開始時にすべきこと/すべきでないこと
■3.おまけ(助かるな!と思った介護サービス・頼れる専門家)

介護関連の話を「書こう書こう」と思いながら長らくタイミングを逃したり、どうも乗り気にならなかったり、書きたいことは沢山あるのに、というか沢山の事がありすぎて(現在も進行中のためか)なかなか書けないでいました。

が、昨日ふと『実家や義実家の介護問題、そこでの人間関係で疲れ果ててしまっている人や、正にそんな状況になりそうで戦々恐々としている人ってきっと世の中にたくさんいるんだろうな。。。』『私は一時はそうなりながらも、家族の支えがあって、本当にラッキーなことに、心身の体調崩さず(崩しても立て直して)対処できる状況を作り出せたなぁ、、、』という想いが出てきまして、

勿論これからどんな事態が起こって大変なことになるかは分からない訳ですが、介護問題への備えや対処としてどんな人にも共通して絶対役立つ!と私が思う、必須の【やる事リスト】をここで共有させて頂きたいと思います!

そのリストの内容に話しを移す前に、ほんとにほんっっとう~に手短に、我が家での介護問題勃発から現状までを箇条書きでお知らせいたします。

そんな私の状況をご承知おき頂いた上で、これから共有させて頂く【介護問題準備・対処のやる事必須リスト】を見て頂き、是非とも介護問題で悩んだり、困ったりしているあなたやご友人などが、高齢のご家族と共倒れになってしまわないようお役に立ててもらえたら嬉しいです☺

■1.私の介護問題状況:超、超(笑)概要

【実家編】
▶2016年、第2子出産直前に、実父が2度目の脳梗塞を発症
 >人格変化、感情失禁(怒り)、社会性低下(当たり前のルール、マナー、配慮がなくなる)といった症状が現れる
 >娘として、唯一の同居者でありメイン介護者であった実母への心身的サポート、実父への問題行動への対処を始める
 

▶2017年、介護サービス利用を開始
 ※実父の症状や状態悪化、実母の疲弊状況に合せて、利用サービスを追加・変更していく
 >脳梗塞による脳血管性認知症の診断を受ける


▶2020年、実母からの出動依頼が頻繁になり、私自身や私の家族の生活リズムが乱れ始める
 ※実父の症状が悪化し、実母が実父より先に倒れる危険性まで、私だけでなく第三者であるケアマネージャーにも危惧されるようになる
 ※今まで本腰を入れなかった『同居』の必要性、実現性について検討開始


▶2021年、実家での同居を開始
 ※大人数での生活により、実父の社会性保持、実母の負担軽減を目的とした同居
 >実父の社会性低下、自分より弱者とみなす対象への攻撃性(恫喝)が改善せず
 >都合が良い時だけは「長男」、都合が悪い時は「独立した他人」となる兄/兄夫婦への嫌悪感が私の中で再発
 >実母の「長男教」が顕著になり、何度も私と衝突


▶2022年、ケアマネージャーの勧めもあり、実父の施設入所を検討開始
 ※入所させることに罪悪感を持つ実母への説明(入所=捨てるではなく、本人含め家族それぞれ皆にとって良しとできる環境を用意すること、それで本人に長く関われる状態でいる事)を都度行い、実母のメンタルケアを行う。


▶2023年~現在、実父がグループホーム入所
 >実父の感情失禁が収まる
 ※月一の面会に同行しながら、実母の罪悪感(メンタル面)をサポート

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【義実家編】
▶2014年、70歳を過ぎた義両親、50歳代の身体障がい1級、精神疾患を患う義姉、全員が、医療保険、生命保険未加入、家計赤字(年金収入だけでなく20年以上も義両親による義姉の障害者年金の使い込み)が発覚。(貯金は僅か4百万のみ)
 >息子である夫が改善提案するも義父にはね付けられ、絶縁状態に突入

▶2021年、義父が癌で入院して僅か1か月弱で他界
 >義実家の家計状況確認と立て直しのため夫が介入開始
 ※義母に家計簿をつける事、義姉の年金に手を付けない事、今後の医療費のために少しでも毎月貯蓄をすること、を話し、半年間状況を見守るも、何も改善されず

▶2022年、義母、義姉双方の身体機能悪化のため、二人での生活に限界とケガなどの危険性が見え始める
 >途絶えていた義姉のケアマネージャーと連携を開始。施設入所の申請・準備をサポートしてもらう
 >(リスクの高い家庭環境であることから)申請から僅か半年弱で入所
 ※これまでの家計状況を整理、義姉と義母との生計を分離
 ※義両親による義姉の障害年金使い込みが継続していて、少なく見積もってもその額約2000万円近くが消えており、自分達の年金も散財していたため、約1000万円以上が消えてしまっていた
(裏を返せば、一般庶民でも20数年コツコツと貯蓄するだけで(投資信託なんてしなくても)、こんな単位の金額が手元に残せるのよね💦)

 >介助の対象であった義姉が入所したことで、義母はズボラ全開(苦笑)となり、体を動かすことが極端に減ったため、膝の状態が急速に悪化。辛うじてヨチヨチ歩きができる程度の身体機能に低下

▶2023年、足の不自由な独居高齢者、かつこれから本格的な介護が必要になった時に備え、介護認定審査を受ける
 >結果は、『要介助2』。ケアマネージャーと繋がり、介護保険内で利用できる〔掃除サービス〕の利用を開始
 >室内で転倒し歩行・立ち上がりも不可能になると、〔リハビリデイケア〕〔オムツ交換〕のサービスの追加利用を開始
 >急性期(約3週間)を過ぎても歩行・立位姿勢の維持が不可のため、〔通院付き添い〕〔自宅入浴介助〕のサービスの追加利用も開始
 ※義姉の利用していた車いすがまだ自宅にあったため、その車いすで室内移動を行って生活開始

▶2024年、車いす⇔トイレの移動を可能にする立位姿勢は自力でとれるものの歩行不可のため、介護認定の区分変更申請を行い、再審査を受ける
 >結果は『要介護2』と、一気に介護度が上がってしまう
 ※我が家の義母の場合、本人のズボラ度と他力本願な性格が大いに影響してはいるが、80歳代の老人がここまで機能低下してしまうと、もうここからは、落ちるだけ(怖)

 

と、はしょりにはしょって(笑)これだけ長々となってしまうくらい、実家も義実家も状況は全く違えど、介護が必要になると大小問わず対処・解決しなきゃならないことが次々と出てきます(>_<)

でも、絶望する必要は全くありません
あなたの実家や義実家での高齢者の介護準備・開始のためにすべきこと/すべきでないことを、私の経験から分かる範囲にはなりますが、お伝えします!
ご確認頂き、共倒れしてしまうのではなく、無理を重ねずに出来る範囲でご家族をサポートできるように、あなたご自身の心身や生活を守りながら、対処することは可能です(*^^*)

ここで誤解のないようにしたいんですが、私は、「高齢の親のサポート」と言っても、何も誰でも子どもであれば『喜んでするべきもの』とは思っていません

色々な関係性の中で、『関わりたくない』『何もしてやりたくない』と感じる人がいても不思議ではないし、いけない事でもないと思っています。

ただ、「高齢の親のサポート」は、法的に子どもという関係性に居れば、誰でも(その人の経済的、状況的な生活状況によって範囲は色々でしょうが)最低限は負わねばならない義務になります。(例えば、介護サービス利用・変更、入院・治療・退院に関する意思表示や承諾といった身内しかできない行為など。)

言い換えれば、程度は変われど、「サポートする」ことから完全に逃れることは出来ないし、避けて逃れ続けても公的機関から自分自身に問い合わせやら要求やらが来てしまうものです。

自分の精神衛生・生活を守るためにも、自分の責任がどの程度までで、自分がどこまでやれるのか/やりたいと思うのか、をしっかり認識することは、とっても大事なことになります!

 


■2.介助・介護の準備/開始時にすべきこと/すべきでないこと

【すべきこと:4つ】
①住まい地域を管轄する『地域包括支援センター』の情報(場所・電話)を得る
  ※地域包括支援センター
   :障碍者や高齢者が自分の地域で生活を継続できるよう支援を行う拠点
   :保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員等が配置され、住民の健康の保持・生活の安定のために必要な援助を行う役割
  ※インターネット検索(キーワード:地域保活支援センター/市区名)、市役所への電話問い合わせで簡単に情報入手できます。

 ▶現状の不安・不便・心配事を伝え、適切な専門家に相談に乗ってもらうことができる(今後どのような介助/介護サービスを利用できるのか/したいのか、がハッキリしてくる)

②要介助/介護者(本人)の症状、家族として自分自身が困っている事、を簡単なリストにまとめる
 ▶担当者・関係者にスムーズに状況説明・共有ができるようになる

③実家/義実家の親の経済状況(年金額や預金額)、保険加入状況(医療保険など)の確認
 ▶月々に利用できる介護サービスの自己負担額の範囲を把握する。=介助/介護は基本的に介助/介護を受ける本人やその配偶者の(年金)収入や財産で賄うものだと認識すること(自分の収入から持ち出しすることを前提とはしないこと)

④自分ができる事/してもいいと思える範囲は、自分自身が決める事
 ▶サポートにも、時間・実質的(時間・何かしらの実施的なサポート提供)、金銭的(金銭提供)、物理的(物資提供)と色々あるが、そのどれをどれだけであれば負担にならないのか、を真剣に検討する。=できない事/無理しないとできない事なんてやっても誰にもいいことはない
 
 ※相談に乗ってくれ、必要・有益な情報提供をしてくれるのは担当者・関係者だが、
要介助/介護者(本人)にどこまで関わるか/どこまでなら負担にはならないのか、を決めるのは彼らではない、ということを忘れない事。
自分の生活が守れる≒心身ともに健康でいられる範囲内でサポートできること/してあげたいことを決める事

【すべきでないこと:1つ】
①介助/介護が必要な状況を、一人で抱え込み、一人で対処しないといけないと思い込んでしまう事
 ▶専門家に相談しないがために、利用可能なサービスなど情報が得られなくなってしまう
 ▶要介助/介護者(本人)の時間・実質的サポートために離職してしまい、『自分自身の生活の糧』『介助/介護から離れた自分の心の健康』を失ってしまうことになる

 

 高齢者となった/なりつつある両親/義両親の介助/介護について全く問題もなく、危機感もなかった人が、急に問題に直面すると、それはそれは不安で気持ちはパニック状態になってしまうでしょうね(>_<)

だからこそ、超入門ですが、終わりが分からない介助/介護に関して、サポートする側が倒れたり、くじけたりしないために、必須の準備事項・心構えを共有させて頂きました!

 今まさに、一人で抱え込もうとしてしまっているあなた!やめましょうね(>_<)
2.の【するべきリスト】を一つずつやってしまえば、道は見えてきます(^_-)-☆
無理しすぎない程度に、自分自身の生活・心身の健康を保てる範囲で、頑張っていきましょうね!!


■3.おまけ(助かるな!と思った介護サービス・頼れる専門家)

お住いの自治体や介護関連の事業所によって詳細は変わってくるかと思いますが、同じようなサービスはどこにでもあると思うので、軽~い情報だと思ってご確認ください♪

>地域包括支援センター
:居住地近隣の介護サービス事業者の紹介、介護サービスの仕組み説明など、介護に関するあらゆる相談窓口になってくれる。

>ケアマネージャー
:介助/介護サービスの選定、利用申し込みのお手伝いをしてくれ、サービス利用開始後はその効果を定期的にモニタリング(観察)し今後の介助/介護計画の調整をしてくれる。介護する側にとっては心強い同士!

>あんしん電話
:自治体が補助する独居の高齢者見守りサービスの内の一つ。緊急時にボタン一つ押せば、24時間いつでもオペレーターの居る救急センターに繋がり、親族など緊急連絡先/救急車など、適切な機関への連絡・救助の手配を行ってくれる。
(入浴中のトラブル、室内転倒、急な体調変化など、ペンダント型の緊急ボタンを押せば、独居でも緊急時の連絡がスムーズにできる)

>リハビリ特化型デイケア(送迎付き)
:身体機能のリハビリを主な目的とするデイケア(午前/午後の半日制が多く、午前利用の場合はお昼〈弁当〉を食べてから帰宅するパターンが多い)

>入浴介助付デイケア(送迎付き)
:自宅での自立入浴や入浴介助が困難な場合、デイケア先で見守りや介助付での入浴ができる。(朝から夕方までの一日制が多く、入浴以外ではレクレーション、昼食の時間があるのが一般的)

>ショートステイ
:宿泊施設と入浴介助付デイケアが合わさったようなサービス。(1泊~調整可能)
自宅で介護する側が介護から一時休憩したり、外せない予定がある場合に利用できる。

>家事代行
:食事の調理、食材の買い物、(一般的な家庭での)掃除

 

 

 

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