■1.schoolには二つの意味がある!
■2.例文で確認しよう!
■3.まとめ
the(冠詞)が付くか付かないかだけの違いですが、”school” の意味には大きな違いがでます(+_+)
:学校教育(学習過程、教育の仕組みという概念)
:学校(就学の場という概念)
:学校(施設、校舎)
御覧の通り、全く違う意味になりますね⁉
ここでは、この『意味の違い』の理由を説明させて頂き、自信を持って使い分けるようになっていただけたらと思います♪
1.■■schoolには二つの意味がある!■■
・学校教育(学習過程、教育の仕組みという概念)
・学校(就学、教育活動の場という概念)
※この『学校』は不可算名詞(数えることのできない名詞)です。
冠詞のtheが付かないのはそのためです。
言い換えると、冠詞のtheが付かないので不可算名詞の”school”として解釈することになります。
※theについての詳細は、別の記事でお話しているので、ご確認ください☺
例)
・通学する=go to school
・就学する=start school
・退学する=quit school
・放課後(に)=after school
※ 勉強や、教育活動のための場という概念としての「学校」
・学校(施設、校舎)
※この『学校』は可算名詞(数えることのできる名詞)です。
冠詞のtheが付くのはそのためです。
言い換えると、冠詞のtheが付くので可算名詞の”school”として解釈することになります。
※theについての詳細は、別の記事でお話しているので、ご確認ください☺
例)
・その学校に行く=go to the school
※特定の施設/校舎である物理的な「学校」に出向く、というニュアンス
このように ”school” という単語は、
①勉強をするため、教育活動をするための場としての『学校』という概念を意味する場合もあれば、
②特定の施設/校舎である物理的な『学校』を意味する場合もある訳ですね!
3.■■例文で確認しよう!■■
では、最後に例文でおさらいをしておきましょう♬
例1.)
・Our youngest kid goes to school.
(下の子は学校へ通っているんですよ。(就学しています。))
▶school=(概念としての)学校
例2.)
・Our oldest kid doesn’t go to school anymore, but he is going to the school as a teacher next month.
(上の子はもう学校へ通っていませんが、来月から(下の子が通っている)その学校(施設)に、教師としていくことになっています。)
▶school=(概念としての)学校
▶the school=(物理的な場、建屋としての)学校
例3.)
・They go to the same school!
(彼らは同じ学校(施設)に行くんです!)
▶the school=(物理的な場、建屋としての)学校
例4.)
・As their mother, I’m looking forward to going to the school on a class observation day to see them both!!
(母親として、授業参観日にその学校(施設)へ行って、二人を見るのが楽しみなんです!!)
▶the school=(物理的な場、建屋としての)学校
3.■■まとめ■■
※不可算名詞:数えることのできない概念としての名詞
⇒ 勉強をするための、教育活動をするための『学校』
※可算名詞:数えることのできる実体のある名詞
⇒ 施設、校舎としての『学校』
いかがですか?
一つの同じ単語(名詞)でも、可算/不可算によって大きく意味が異なり、表現によって使い分けが必要になることが分かりますよね!
今回の”school” と同じように、可算/不可算によって意味が異なってくる単語は他にもいくつもあります(>_<)。この記事と同じサイト上の『複数の意味を持つ単語/表現』というカテゴリー内の記事でいくつか触れていますので、併せてご確認頂くと表現の幅が広がると思いますので是非ご確認くださいませ♬
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