可算名詞/不可算名詞”the bed” “bed” 何が違う?!

複数の意味を持つ単語/表現
■1.bedには二つの意味がある!
■2.例文で確認しよう!
■3.まとめ

前回の記事でもあるように、”TV”や”school”と同様、the(冠詞)が付くか付かないかだけの違いですが、”bed” の意味には大きな違いがでます(+_+)
the(冠詞)が付くか付かないかだけの違いですが、”bed” の意味にも大きな違いがでます(+_+)

 bed = (概念としての)就寝  
:就寝するための場(寝床)
:就寝する時間
 
 
 the bed=(物理的な)ベッド、寝台  
:ベッド(という家具、道具)

 

御覧の通り、全く違う意味になりますね⁉

ここでは、この『意味の違い』の理由を説明させて頂き、自信を持って使い分けるようになっていただけたらと思います♪

1.■■bedには二つの意味がある!■■

 
bed
①(概念としての)寝床、寝ること
・就寝するための場(ベッドか敷布団かは問題ではない。)
・就寝(すること)
  
 ※この『寝床/就寝』は不可算名詞(数えることのできない名詞)です。

 
冠詞のtheが付かないのはそのためです。
 言い換えると、冠詞のtheが付かないので不可算名詞の”bed”として解釈することになります。
 ※theについての詳細は、別の記事でお話しているので、ご確認ください☺
 

 例)
  ・go to bed
   =寝る/就寝する
   ※寝に行く(寝る目的で、ベッドであれ敷布団であれ、寝床に行く)というニュアンス
  ・time for bed
   =就寝時間
  ・be in bed
   =(寝床で)休んでいる/就寝中である

 
②(物理的な)ベッド、寝台  
 ・ベッド(という家具、道具)

※この『ベッド』は可算名詞(数えることのできる名詞)です。
冠詞のtheが付くのはそのためです。
言い換えると、冠詞のtheが付くので可算名詞の”bed”として解釈することになります。
※theについての詳細は、別の記事でお話しているので、ご確認ください☺

 例)
  ・go to the bed
   =ベッドという物質/物体のところへ行く(寝る以外の目的でベッドのところへ行く)
  ※特定のベッドまで出向く、というニュアンス
  

 
 

 

このように ”bed” という単語は、
①就寝のための、休むための場としての『寝床/寝ること』という概念を意味する場合もあれば、
②特定の物理的、物体としての『ベッド/寝台』を意味する場合もある訳ですね!

 

3.■■例文で確認しよう!■■
では、最後に例文でおさらいをしておきましょう♬

例1.)
例えば、寝る時間を過ぎてもなかなか寝ない子どもに対して。

・It’s already 9. It’s time for bed.
 (もう9時よ。寝る(就寝)時間ですよ)
・You need to go to bed, right now!
 (今すぐ寝なさい(寝床に行きなさい)!)
  

bed=(概念としての)寝床、就寝
   ・time for bed
    = 就寝のための時間
    ⇒寝る時間
   ・go to bed
    = 寝床に行く
    ⇒就寝する

 

例2.)
ちらかった子供部屋のベッドを見て、リビングでテレビを見ている子どもに対して。

Your bed is so messy!
 (あなたのベッド酷い散らかりようようよ!)
・Go to the bed and keep it neat.
 (そのベッドのところに行って、片づけなさい。)
  

your/the bed=(物理的な、物体としての、「あなたが使っている」特定のベッド

 

 

3.■■まとめ■■

 bed =(概念としての)寝床

 ※不可算名詞:数えることのできない概念としての名詞 

 ⇒ 就寝する/休むという目的そのものを概念として指す

  ●You need to go to bed.
   寝なさい。
   ※【寝床に行きなさい】
     =寝るための場所に行って、寝なさい、と目的そのものを含んだ表現。 

 

 bed=(物理的、物体としての)ベッド
 ※可算名詞:数えることのできる実体のある名詞 

 ⇒ 寝るための家具・道具としての『ベッド』を指す

  ●You need to go to the bed.
   そのベッドのところに行きなさい。
   ※【特定のベッドの場所まで行きなさい】
     =何のために物体としてのベッドのところへ行くのか、目的を含まない不明瞭な表現。

 

いかがですか?
一つの同じ単語(名詞)でも、可算/不可算によって大きく意味が異なり、表現によって使い分けが必要になることが分かりますよね!

今回の”bed” と同じように、可算/不可算によって意味が異なってくる単語は他にもいくつもあります(>_<)。

例えば。。。

 

hospital
hospital(不可算名詞)
   :診察、治療をする/受ける概念上の『場』
   ※診察・治療という目的そのものを指す
   
 ▶be in hospital = 入院する
  ※患者として治療の最中にある
 ▶go to hospital = 受診する
  ※患者として診察を受けに行く

the hospital(可算名詞)
   :特定の病院という物理的な施設、建屋
 
 ▶be in the hospital = 特定の病院施設に居る
  ※病院施設/建物という物理的な場所に所在している。
 ▶go to the hospital = 特定の病院施設に行く
  ※病院施設/建物という物理的な場所へ行く。

例)
●My mother is in hospital.
 母が入院しているの。
 
●My sister is in the hospital right now for her.
 今は、妹が母のために病院に居るのよ。
 
●I went to the hospital to see her yesterday.
 昨日、母に会うためにその病院へ行ったの。(お見舞いに行った)。

●My farther will go to hospital for blood test next month.
 来月は父が血液検査のために受診するのよ。

 

この記事と同じサイト上の『複数の意味を持つ単語/表現』というカテゴリー内の記事でいくつか触れていますので、併せてご確認頂くと表現の幅が広がると思いますので是非ご確認くださいませ♬

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